万年筆で書く
日々見て、ふれて、感じたことを、ウソのつけない筆記具で。since 2007.Feb.
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2010/05/31(Mon) 09:11  サムライの価値
サムライの価値
侍とは「貴人のそばに仕える人」で、後に武士を称し、
「仕えるものに命をかけられる者たち」の生き方となった。
サッカーW杯日本代表は「サムライブルー」と呼ばれている。
サムライである彼らははたして何に仕えているのか?
プライドのために一丸となれない軍は古来より敗走するだけだ。
でも、彼らに日本を背負わせる我々も偉そうなことは言えない。
思いつきの決意を「命がけでやります」と平気で口にしてしまう。
なによりも重いはずのものがうすっぺらくて慨嘆するねぇ。
サムライの価値、命の価値が実に安っぽい時代なのだ。
武士の「士」、この文字もサムライと読む。意味は大人の男。
口だけのガキが名乗っていいものではないのだよ。

このところ自身や周辺で目に付くようになった
「やると言ったことをやらないで平気でいる問題」と、
最近のサッカーW杯日本代表の姿が重なって見えてしまうのです。
約束したことを頭の隅に投げうっておいて知らんぷりを決め込んでいる皆様、
そろそろ襟を正した方がいいのではないでしょうか。
ワタクシも努力いたします。

ところで、やたらと便利に使われるようになった「サムライ」ですが、
侍を「サムライ」やら「SAMURAI」などとポップにしか表記しないのなら、
もうこの文字は使用禁止にすべきではないかと乱暴に思っています。
これ以上「侍のおちゃらけ化」を許してしまったら、
人の命の価値はますます下がっていくように感じられるのです。
それでも1万人に1人、数万人に1人くらいはこの時代にもいるでしょう。
すべてをかけて物事を完遂する偉人が。
そういう本物の方にだけ贈る言葉にすればいいのに。
命がけとはそういうものなのではないかな。

ただ、命もかけないし一所懸命に生きないという人もそれでよし。
そういう人間だって生きていていいのです。
だから命は、人生は素晴らしいのです、とも思っていますよ。
が、せめて今日くらいは侍でいたいものだな。

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2010/05/21(Fri) 21:54  渋滞解消のために
渋滞解消のために
土地を……ですね、え~、売ってみたわけです。
道路を拡張するってんで、東京都に買ってもらいました。
小さな花壇ひとつ分くらいしかないからボーッとしてたけど、
そこはやっぱり新宿だし、明治通りだっつーもんだからさぁ、
「これで…」って金額が提示されると意外とデカイんだよな。
あのエラそうなドイツ車も買えちゃうじゃん、買わないけど。
客船でのんびり海外にも行けちゃうじゃん、行かないけど。
ま、リアルなところ、仕方なく貯金でしょうなぁ…。
それにしても、不動産とはよく言ったもので、
動かして現金にした途端に消えそうで落ち着かねぇや。

これで今後、明治通りは広くなって渋滞も減るんでしょう。
減らなかったら報われませんからね、ワタクシたち処分損です。
ですから皆様、もう自動車には乗らなくていいんじゃない?
池袋=新宿=渋谷間の明治通りは常時歩行者天国にしちゃうくらいでどう?
業務車の乗り入れは午前中だけでってな感じには……、ならないねぇ。
あ、地下鉄副都心線があるじゃないですか。
あれをもっと本数増やしてさぁ……、って、な~に考えてんだか。

ってなわけで、今後、新宿付近の明治通りは走りやすくなりますし、
繁華街に進入しないで各方面に行ける迂回路も整備されるでしょう。
でも、くれぐれも、調子にのってヤンチャな走りをしないように。
オレの街で交通事故なんか起こしゃがったらただじゃおかねぇぞ。
それに事故も渋滞の元だもんね、お気を付けて。

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2010/05/18(Tue) 22:23  このまま帰ったら……
このまま帰ったら
興味があることを仕事にしようと決めたというのに、
それでもまだ覚悟と自信が足りなかった頃のこと。
いま思えば、もったいない程多くのチャンスをいただいたのだが、
そのうちのいくつかの好意は完全に無駄にした。
本気で打ち込みますという意志を示さなかったのが原因。
そしてある日、仕事のオファーを受けた時に予感した。
「このまま帰ったら、きっともう終わりだな…」
その日帰らなかった未来は今日まで続き、とても居心地がいい。
なのに、近頃ボクらはすぐ諦めるようになっていないか?
中途半端で投げ出すヤツは軽蔑すらしていたのに、
ふり向けばすぐ、歩きやすそうな帰り道が見えてしまう。

経験値が高まって先が見えるようになった、とかじゃないよね。
これは完全に情熱の問題だ。

「大好きなことなんでしょ?」
「やるって言ったんでしょ?」

くそ~。

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2010/05/14(Fri) 10:30  いいひと神話
いいひと神話
結婚を最近の大テーマにしている女性とのやりとり。
『なかなか相手が見つからないんだけど、どうして?
こっちは草食でもかまわないっていうのに。
こないだも飯田橋の東京大神宮に行ったの、
縁むすびで有名だから、それで長い列に並んでね、
ちゃんとお祈りしたのよ、いいひとに出会えるようにって』
「でも、前に紹介した彼はダメだったんでしょう?」とボク。
『うーん、彼はいいひとなんだけどねぇ』って、アナタ。
「いいひと」に出会えてるってことじゃん!
神様は願いを叶えてくれていたっていうのにねぇ…。
今度はちゃんと「結婚相手が欲しい」とお祈りしに行きなさい。

この方、仕事でもこうです。
一所懸命なように見えるんだけど、どこかヌケたことを平気でやる。
そんなタイプの愛すべき方です。
会議でも、自信満々でストレートに発言してくるものだから、
後輩たちは彼女に従おうとするのだけど、
そもそもの所を誤解していたりしてあとでみんなで慌てたりする。
まぁ、それを遠くから見てるだけなんですけどね、ボクは。
でも「私は、私は、」とグイグイ前に行こうとする才能には感嘆します。
草食でもいいそうです。
どなたかいいひとが、じゃなくって結婚相手が現れますように。

先日も「じゃぁ行ってきます!」と部屋を飛び出て行ったんだけど、
「どこへ行くんでしたっけ?」とか言いながら戻ってくる切れ味のあるUターン力。
「えっと、さっき地図をプリントアウトしたのをこのへんに…」
なんてやっちゃってくれる展開はもうマンガです。
こっちは、ある程度プランを練ってから動きだすタイプなので、
彼女のこうしたドジなパフォーマンスには吹きだしてしまうのだが、
実はそんな瞬発力をうらやましく思っていたりもするんですよ。
(って、最後だけちょっと持ち上げても何もならないかな?)

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2010/05/11(Tue) 10:14  吉野家で一時間
吉野家で一時間
先週末に、ツイッターで出会った有志と「吉野家」で飲んだ。
価格の高いビールをガブ飲みして吉野家様に恩返し、のつもり。
で、行くならフラッグシップ店と思い有楽町店を戦場に決めた。
ここは売り上げ日本一の店。その秘密は高回転率な客の流れと、
それを巧みにさばく店員たちの歴戦のチームワークあってこそ。
であるからして、カウンターにどっかと腰をすえて動かない我々は、
激流の真ん中で流れを分断し、やがては神と崇められる巨石のよう。
男女男女と横一列に並んだ我々の前にお一人様三本までのビールも並ぶ。
ツマミは牛皿。右翼に陣取った女性は軽盛も平らげる天晴れぶりだ。
他人に無関心な東京の客も空き瓶の連なりに驚きを隠せない。
そして一時間。恩返しは、四千六百二十円を支払って終わった。

「♪~ ここは吉野家 味の吉野家 牛丼一筋ぃぃ~」
とくれば「80年ん~」と歌ってしまうワタクシは吉野家大好きでした。
吉野家は創業明治32年(1899年)なので、
気づけば80年ではなく「111年」になったし、
メニューも多彩になり「牛丼一筋」ではなくなったけど、
こうして恩返しをするチャンスを得られて幸せです。
しかし、万が一それが裏目に出ていたらごめんなさい。

でも1時間じっくりと居座ることで、
あの頃の「吉野家」と同じ光景をひたすら眺めることができました。
客が黙々と食べる姿はやっぱりエネルギッシュですね。
パッと食ってサッと出て行く者、
恋人同士で語らいながら食事を楽しむ者、
ガイドブック片手に日本のソウルフードを堪能する海外旅行者など、
たくさんの人が対岸のカウンターに座っては出て行きました。
人の胃袋を支えていくというのは大切な仕事ですなぁ、としみじみ。
しかし、メニューの数も増え、効率を求めた結果、
吉野家の店内から消えてしまったものがあります。
それは、注文の声。
「並み一丁つゆだくで~」という、注文を厨房に通す声がなくなりました。
今では店員は端末を手にやってきて、ボタン操作で厨房に通すのですね。
これはちょっと残念。
でも満足しました。
吉野家様、繁盛店の週末にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いします。

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2010/05/10(Mon) 13:48  通りすがりの…
通りすがりの
昨夜、近所のスーパーマーケットで、
鮮魚コーナーの兄ちゃんに食ってかかるお姉様を発見。
天然ブリを買って帰ったら中に虫がいたのだそうだ。
兄ちゃんは謝りながらも「その虫は大丈夫なので…」と
丁寧に説明していたので「ブリ糸状虫」だったのでしょう。
「その虫は確かに大丈夫ですよ」と言ってあげたかったが、
とてもそんな状況ではないカンジ。
「せっかくのブリが台無しだわ!」とすごい剣幕だ。
下手に口を出して「アンタ何よ!」と問われても、
「通りすがりの調理師だよ」と名乗る勇気はないのです。
でもね、天然モノだからこそ、いるんですよ。

「ブリ糸状虫」は、
ミミズのような大型の寄生虫だから気持ち悪いってのは判りますけど、
人には寄生しないので、万が一いたら取れば大丈夫です。
ブリやハマチ、特に春のそれらによく見られます。
刺身になっているものなら、いても魚屋さんが処理してるけど、
サクで買ったり、半身で買ったりするといるかも知れませんよ。

さて、調理師法・条文第一条には、
「…調理の業務に従事する者に必要な知識や技能を有することを促し、
 資質の向上や調理技術の合理的な発達を図るとともに、
 国民の食生活の向上に役立つことを目指す。」とあります。

つまり、少しキツイ調子で日本語を巧みにあやつりながら、
鮮魚店の兄ちゃんを困らせるほどの文句の毒矢を降らせている彼女は、
どこからどう見ても日本国民であろうと考えられるわけで、
となると国民である彼女の「食生活の向上に役立つ」絶好の好機なのであります。
がしかし、こちらも空腹をこらえきれずにスーパーに来た身。
とかく空腹の事情はすべての事情に優先するというのは世の常であり、
通りすがりの調理師であるワタクシも世の一部であるからして、
ここは勇気を振り絞りながら無関心でスルーしたのであります。
「であります」などと結んでおきながら言論を覆すのは気が引けるが、
「無関心で」というのは早速だが訂正しよう。
なにしろ、これは、さぁどなたでもご覧下さいというWEBの世界。
どなたでもの中に調理師を管轄する厚生労働省のお役人様がいないとは限らない。
現在の本業ではないにしろ、あって嬉しい調理師免許なのだ。
こんな墓穴で剥奪されるなどということになったら浮かばれない。

というわけで、
訂正した上で国民の「食生活の向上に役立つ」情報を以下にまとめておく。

《寄生虫に感染しないための予防テク》
1) 生野菜は流水でよく洗う。
2) 魚介類・肉類は充分な冷凍または加熱をする。
3) クマやイノシシ、爬虫類などは生で食べちゃダメ。
4) 魚は内臓の周辺に寄生虫がいることが多いので要確認・要加熱調理。
5) 魚の内臓は素早く取り除き寄生虫が筋肉に移るのを防ぐ。
6) 川魚やサバ類・タラなどは寄生虫が怖いので内臓は生食しない。
7) 川魚を調理した調理器具はよく洗浄し、熱湯消毒をする。

みんな、好き嫌いしちゃダメだぞ。

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2010/05/01(Sat) 19:23  ヤマタイコク
ヤマタイコク
邪馬台国がブームです、勿論ワタクシの中で。
きっかけはこの本、青春出版社刊、千田稔監修、
「図説 地図とあらすじでわかる!邪馬台国」。
最新の考古学史料をかみくだきながら、
地図と図版でグイグイ謎に迫っていく構成は見事!
ミステリー小説のようにワクワクしながら読み進めます。
でも当然、ラストまで読んでも答えは現れません。
この先は読者の想像力と次の新発見待ちです。
卑弥呼って何者? 邪馬台国ってどこ?
そんな謎が大好きな方にはオススメです。

いやいや、本当に面白かったです。
「図説 地図とあらすじでわかる!邪馬台国」はこちら。


これで1040円は安い(と思います)。
この本は「2010年4月15日・第1刷」なので、
今日の時点での邪馬台国情報が満載です。

序章「魏志倭人伝と邪馬台国」では、
謎の発端と謎が解明にいたらない理由がリードとして語られます。
そして、第一章「邪馬台国論争の焦点」では、
どこにあったのか?について迫ります。
「魏志倭人伝」の記述と考古学史料を拠り所にした九州説と、
「纒向遺跡宮殿跡の新発見」で盛り返している畿内説。
その他、全国各地の比定地を紹介しています。
第二章「周辺諸国との関係」と第三章「アジアの中の邪馬台国」では、
邪馬台国をとりまく世界からのアプローチがされています。
そして第四章「女王・卑弥呼の実像」では、
本当に女王だったのか?名前はヒミコなのか?卑弥呼は誰なのか?
どんな役割を担っていたのか?鬼道ってなに?死因はなに?
という謎だらけの人物像に迫っています。
その後、第五章「邪馬台国の生活と文化」では、
気候や言語、衣食住や生活習慣を覗かせてくれます。
そして最後の終章「大和王権への道すじ」で、
卑弥呼亡きあとの世界と、謎の四世紀に迫っていきます。

図版たっぷりな200ページほどの新書なので読み始めたら一気読みです。
面白かったぁ。行くか、奈良に。待ってろ、せんと君!

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