万年筆で書く
日々見て、ふれて、感じたことを、ウソのつけない筆記具で。since 2007.Feb.
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2011/08/24(Wed) 22:52  ツメキリチョッキン
ツメキリチョッキン
文章ってホントに生き物みたいなのです。
タネを思いついてから生まれるまではとても苦しく、
産まれ落ちるとあとは終わりに向かっていくだけ。
スラスラとではなく、どっちかっていうとジリジリ増えていく。
そして勢いよく駆け出したかと思うとすぐ壁にぶつかり、
目をはなした隙にあらぬところを膨らませていたりする。
その膨らみは「無知」だったり「過剰な自意識」だったり、
「間抜けな陶酔」だったりして、赤面することばかり。
だからそこは、ツメキリチョッキン。
チョッキンと切り離して、ポイッと捨ててしまうのです。
せっかく生まれてきたってのに、ゴメンね。

切り捨ててしまった部分もボクなんです。
それはもう、まぎれもなく。
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2011/08/23(Tue) 20:54  喋るでもなく小声でこぼれてくる彼女のその一言が
喋るでもなく小声で……
前に「電話にまつわる短いストーリー」の台本を書いたことがある。
でも本当に書きたかったのはアレじゃなく「うーんとねぇ」についてだった。
昔、淋しがりで長電話が好きな女友達ができた。
夜中にかかってきては会った人のことや音楽や本のことを延々と……。
そして途中で「待って、いまその本探すね」とかなったりする。
子機を首と肩ではさんで両手は本棚を行ったり来たり、多分そんな感じ。
その時、黙っていてもいいのに言葉でボクをつなぎ止めようとする。
「うーんとねぇ……、うーんと……」
喋るでもなく小声でこぼれてくる彼女のその一言は、
二人に降ってくるあたたかなにわか雨のようで、
ボクはいつも雨宿りをして次の言葉を待っていた。

時間だけはたっぷりとあった頃の話しです。
ボクがおやじになったように、彼女ももう立派なおばさん。
せまい軒先で雨宿りをしても今の二人ならびっしょり濡れちゃうくらい
ボクらは不健康にでっかくなっちゃって……。
でも、この声の温度はまだしっかり覚えています。
彼女には言ったことないけど、これがとても好きだった。
今でもそうなのかな?
メールのやりとりばっかりだからピンと来なくなっちゃった。

うん、話した方がいいよ。
メールばかりじゃなく、たまには電話で話した方がいいね。
会うのとも違うし、メールや手紙とも違う。
テレビやラジオの声とも違う。
いまここにいない相手とつながっていく、そのやわらかさ。
近頃は事務的な連絡のやりとりばかりだけど、
それじゃぁ、電話の魅力を味わい尽くしてるとは言えないね。
話そう。
▼ 万年筆で書きました | CM:4 | TB:0| edit
2011/08/20(Sat) 17:56  TEAM晩酌
TEAM晩酌
散歩中にノベルティー屋さんを発見したので即入店。
「この店、缶バッチ作れるの? いまここでデザイン描くからお願い…」と、
イタズラ心が電光石火でスパークしちゃって、
はい、作っちゃいました「TEAM晩酌 缶バッチ」。
「 NO SAKE, NO LIFE! #TEAM BANSHAKU 」
手書きのユルユルさがツッコミの嵐を呼びそうです(謝々……)。
でも手持ちの小銭の関係で、作ったのは5個のみ(謝々 2)。
そこで、井門団長と相談し、このヘタクソデザインを JPEG化。
自分も作りたいという方はどうぞご自由に、としました。
(PS. フォトショップやイラストレーターで
 美的仕上げをして下さる晩酌仲間も募集中です)

缶バッチonディパック

というわけで、文末に画像を貼り付けておきますので、
「作っちゃいます」という方はそれをダウンロードしてお使い下さい。
初号5個は仕上がり直径が4センチメートルです。
この画像データでは5センチメートルでも大丈夫だと思います。

缶バッチの注文方法は、
ご近所で作ってくれる店がない場合はネットが便利です。
「缶バッチ 作る」などで検索いただければドッサリ出てきます。
1個からOKという店も多いので探してみて下さい。
ちなみに、この初号5個を注文したのはこちらです。

『パレットスマイル』
 http://www.palette-smile.com/

さて、ここまでお読みいただだいた方のうち、
「TEAM晩酌」をまったくご存じでない方のためにご案内します。

「TEAM晩酌」は、ラジオと晩酌、
いや「晩酌とラジオを愛する」JFNアナウンサー井門宗之を団長とする
晩酌好きな一味の総称です。
ほぼ毎日にわたる各自の晩酌報告はツイッターで行われ、
文頭に【TEAM晩酌】を冠したり、
#teambansyaku #teambanshaku のハッシュタグをつけて報告されています。
ごきげんな晩酌報告をすると団長から「酌位」をたまわることも……。
興味のある方はちょっと覗いてみて下さい。

↓↓ ユルユル手書き画像はこちら ↓↓
TEAM晩酌バッチ_手書きロゴ

↓↓↓↓ そしてついに来た!「美的仕上げロゴ」はこちら ↓↓↓↓
美的banshaku
▼ 万年筆で書きました | CM:4 | TB:0| edit
2011/08/18(Thu) 09:39  Short Trip
Short Trip
ノストラダムスの予言がまだまだ先の未来だった夏。
僕はそこそこの日焼けをしながらも
受験に正面から向き合っていた。
目標なんて決まっていないのに詰めこみまくる日々。

模試での全国順位を気にして話しかけてくる
銀ブチ眼鏡の優等生くんたちとは
同じスピードで走りながらも
ゴールの場所はなんかちがうと思っていた。

眉をシャープに剃り、ごきげんなパーマをかけた
ヤンキーくんたちとも気軽に話しはしたが、
彼らがどうして走らなかったのか、
その理由は判らなかったし
聞いても無駄な気がした。

夜、好きな女の子に電話してちょっと会い、
面白くもない夏休みのことを
さも楽しそうに話して別れる……。

卒業したら距離ができちゃうんだよ、
なんてことを思いつきもしないまま
尻のポケットからショートホープを出して一服……。
熱くて持てなくなるまでマッチの火を見ていた。

「一緒にパーマかけようぜ……」
「新しい道着買ったんで見て欲しいんです、センパイ……」
「明日、多分ヤツらとモメるんで力貸してくれ……」
「志望校は決まった?」
「ルイード行ってそのままディスコ行こうよ……」

いまでも覚えてるのはそんなノイズばかり……。
タバコの煙の向こうに月は出ていたのかな?

夏休みの日焼け少年たちとすれちがうと
自分もあの夏に帰れるような陽炎を見る。
でも、あの時頭の中でガンガン響いていた音楽が
再び鳴りはじめることはない。
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2011/08/15(Mon) 18:43  選ばれる
選ばれる
新宿駅は日本一の乗降客数の駅、というより、
ギネスブックも認定した乗降客数世界一の駅です。
中でも、東西両改札口は常に大混雑だ。
ワタクシ、立っていたのですよ、東口改札に。
すると「あの~?」と声がするので振り向くと、
割とガタイのいい女装男性の2人連れです……。
「バレエ用品のチャコットはどう行けば……?」
と問われましても、濃いメイク顔をガン見しちゃいますよ。
「チャコットは南口だよ……」とか教えてあげながら、
なんで?なんで?なんで?と脳ミソ「?」だらけ。
こんなに大勢いるのに、なんでオレに聞く?

性別の境界にいる皆様とお話しするのは苦手じゃない方です。
女装の方もニューハーフさんも知り合いにはおります。
酒場で会えば「×××ちゃ~ん」とか言って
こっちから抱きついちゃったり出来るスキルも備わっております。
でも、真っ昼間の新宿駅東口改札でってのは不意をつかれました。

道案内し終えた後、
その場周辺を見回しましたけど、
ほかに聞きやすそうな人もたくさんいたんだよなぁ。
ん?
ん?
ん?
メイク落としたら、実は知り合いかぁ?
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2011/08/06(Sat) 09:43  青のキモチ
青のキモチ
この20年ほど、インナーは「ヘインズ」を愛用しています。
すぐ伸びちゃってクタクタになる赤ラベルばかり……。
オレのヘインズ歴は「青ラベル」を無視し続けた歴史。
そのワタクシが先日つい「金ラベル」を買っちまったんだよ。
厳選された高品質コットン使用なんだって、金は。
ゴールド、それはエグゼクティブの証……。
イヤ、書きたいのはそんなんじゃなく、青のキモチ。
もし「いつか着てくれるはず!」と待っていたんだとしたら
なんかとても不憫に思えてきちゃってねぇ……。
だからまだ金ラベルは開けてないんだ。

さらにその昔は「フルーツ・オブ・ザ・ルーム」愛用者でした。
でも「ヘインズ」の営業努力の賜物なのか、
近所のショップでは「フルーツ・オブ・ザ・ルーム」は少しずつ減り、
ある時期からは「ヘインズ」一色になってしまったのです。
その時はまだこんなネット時代じゃないので、
通販は気軽なショッピングではない頃でした。
だから時流にあわせて「ヘインズ」に変わっていったんだけど、
最初に手にした赤ラベルの着心地が良かったので以来そればかり。
「フルーツ・オブ・ザ・ルーム」同様のアメリカな肌触り。
薄くて頼りないんだけど、
たっぷりの日差しを浴びた農作物のような自然の風合いにシビレたのです。
袋をあけ、シャツを取りだして、すぐに着るようじゃダメ。
首周りに手を入れてわざとデロッと伸ばしてから着るのがいいんです。
それが「マジメにやってるんだろうけどどこか緩いアメリカ」の着こなし。
どこか緩いっていうのはアメリカを語る上で欠かせないキーワードです。
馬鹿でかい家しかり、車しかり、マーケットしかり、ドラッグしかり、
経済ももちろんそう。
破綻だのなんだの言われちゃ困るんだけど、そんな心配がいつもある。
正論を叫ぶ頂の下には累々たる矛盾が堆積しているわけです。
「人間、完璧ではない」
アメリカの愛すべき製品にはそんな教えがあるような気がします。



とはいえ「フルーツ・オブ・ザ・ルーム」もまだまだ買えます!


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2011/08/04(Thu) 17:08  出世ばらい
出世ばらい
イスはあるのに「立ち食い」と呼ばれる人気のそば屋に
数十年にわたって通っています。
学生の頃、目の前で揚げているかき揚げを見ながら
フーフーと熱いそばをすすっていると、
オヤジさんがオレの丼にポンとその揚げたてを乗せてくれた。
「ありがとうございます」とポケットをまさぐるオレに、
「いいよ、出世払いで」と一言。それ以来の数十年……。
オレへのサービスは気まぐれだろうから店名は伏せますが、
新宿、思い出横丁の「かめや」は、
2011年8月13~15日まで夏休みですよ。
旨くて安くていつもそこにある店はとてもありがたいですね。

オヤジさん、今日は素通りしてごめんなさい。
昼はチャーハン食っちゃって……。
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