2008/06/19(Thu) 12:12 あてのない旅の記憶

あてのない旅に出たことがある。東京駅から西へ。
初日も二日目もただなんとなく過ごした。
だけど三日目にしてこう思った。
「せっかくここまで来たんだからアソコにも行ってみよう」
あてのない旅に出ての初めての目的地…。
忘れられないのは、そう思いついてから目的地までの
ちょっとした高揚感だ。ワクワクしていたんですよ。
自分にはどうやら「目的地」なるものが必要みたい。
あてのないまま飄々としていられる才能はないんだなぁ…。
その時は気づかなかったけど、今になってそう思えてきた。
昨日、知人と待ち合わせした場所が旅行代理店の前だったもんだから、
こんなことをひょいと考えてしまった。
店の外から見える受付カウンターには4人の客がいたのだけど、
彼らはみな1人だったんです。
「ひとり旅でもするのかなぁ」なんて思っていたら、つい。
そういえば最近は旅行する若者が減っているんだってね。
う〜ん、なんとなく判るなぁ〜、面倒くさいもんね、旅って。
面倒くさいことを遠ざけていても今まで問題なしだったり、
親が代わってやってくれたりしていた人たちには確かにウザイことだ。
こっちとしてみれば、そのウザイ手続きが楽しいのだけど…。
で、本題に戻って。
「あてのないまま旅を続けられる人」っているのかな?
今の日本にいたら「お気楽者だね〜」なんて言われちゃうんだろうけど、
だからって、そんな目で見られるのがイヤだからしないってのでもない。
それを口実にするってのは言い訳だろうなぁ。
才能がいるんですよ「あてのない旅」をするのは…。
そんな才能、ヒトには多分備わっていないんだ。
本当にいたとしたらそれは妖精やら妖怪やら、人外のモノじゃない?
だからそんなヤツにお目にかかることがないんだろうね。

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