万年筆で書く
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2008/06/20(Fri) 13:26  北野と東山のブルー
北野と東山のブルー

北野武監督が「第30回モスクワ国際映画祭」で
特別功労賞を受賞。なんとなく嬉しいね。
北野作品のほとんどは感性の映画だから、
ハリウッドに洗脳された我々より欧州の方がウケるんだね。
「ドールズ」を撮るまでの特徴はキタノブルーでしょう。
深い青みをたたえた中で、人は死や終わりを迎える。
そこにあるのは物語が目をつぶるほどの冷静な人の現実だ。
青を語るなら東山魁夷の風景画のそれと比べてみたい。
ヒガシヤマブルーは、精神と孤独、郷愁に似た哀しいほどの憧れ。
それを描きながらも冷静に抑えつける強烈な青だ。
こちらは絶対にたどり着けない世界を描いているのだろうね。

2人の共通点を探すなら、
距離感を出すために青を使っているってことかな。
キタノブルーは背中合わせの距離。
ヒガシヤマブルーは届かない距離。
魅力的なんだねぇ、青って。
まぁ、かみなり屋はずっと黄色にご執心なんですけど、それはまたいずれ。
ここで脱線しちゃいますが、
北野武さんはかみなり屋が駆け出しの小僧時代に、
「お疲れ様でした」とご挨拶したら、
足を止めて「お疲れ様でした」と言っていただいたことがあります。
「たたき上げの芸人さんはさすがに違うなぁ」と思ったんですよねぇ。
ついでだからビッグスターとの初対面もつらつら書いちゃおうっと。
タモリさんには、中学時代に飲み屋の2階から「ウギャー!」と叫ばれ、
所ジョージさんには同じ日に「うるさいなぁ、早く帰って寝なさい」と言われ、
明石家さんまさんにはスタジオ通路で「自動販売機どこかにあります?」で、
北島三郎さんには新宿コマ劇場の裏ですれ違いざまに「ん!」とにらまれ、
ダイアナ・ロスさんには黙って手を差し出したら
あの消えそうな天使の声で「サンキュー」と握手していただきました。
ボクの青の時代もなかなかのものです。


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