万年筆で書く
日々見て、ふれて、感じたことを、ウソのつけない筆記具で。since 2007.Feb.
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2012/01/13(Fri) 18:26  旅がたりない
旅がたりない
旅は電車で行くのが好きだ。
同じような鞄を提げた人が集まるホーム。
その景色の中に加わっていく心地よさ。
電車が低くガタンと動くと心は少し軽くなる。
目的の駅が近づく前のそわそわ感はいつものこと。
電車が駅にすべりこみ、ゆっくりとドアが開く。
ホームへ降りる第一歩、この瞬間の呼吸。
その土地の空気がスーッと体に吸いこまれる。
これがたまらなく気持ちいいんだよなぁ……。
恋しいねぇ、足りてないんだな、旅が。

窓の開く電車でのんびりと出かけることは無くなったので、
駅に着いたときの最初の呼吸がとても新鮮。
季節や気候、時間によっても違うのだろうが、
降りた瞬間に「あ、ここはあそこと同じだ」などと思いつくことはない。
初めての町は初めての味がするので不思議だ。

それから、旅は不便を楽しむものでもある。
知らない土地を鞄に入るだけの服と小物で過ごすのだから、
とても不便なのだけど、
満たされないからこそ感じられるものがあることに気づく。
物思いに耽る時間、まったく何も考えない時間、
土地の人とのささいな会話から感じる他人の価値観、
日が昇り、沈んでいく時の流れ。
時間を埋め尽くす便利なものばかりに囲まれていると、
そうしたことに向き合うことがなかなか出来ない。
そのポッカリと空いたような時間に飛び込むことで
リセットできる何かが自分の中にあることは確かだ。
そしてそれはとても頼りになる。

いろんなことがこんがらがってきているだろうね、
足りていないと感じているんだから。
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