万年筆で書く
日々見て、ふれて、感じたことを、ウソのつけない筆記具で。
2007/09/15(Sat) 19:05  二百字詰と四百字詰(質問のお答えです)


差出人不明の方より、
「いつも200字詰を使ってるんですか?」
というメールをいただきました。

仕事では、この400字詰を使っています。
でも実際はパソコンで書くようになりました。
10年ほど前までは、
この原稿用紙で手書きだったのですが、
何もかもが「データで共有」の時代ですから、
この用紙を使う機会も少なくなりました。

「万年筆で書く」を200字詰にしたのは、
このくらいの短い文章で書かなければ
読んでもらえないだろうな、と思ったからです。

短文で何かを伝えるのは難しいので、
このブログを始めるにあたって
どうしようかと考えたのですが、
思いきって200字詰でスタート!
以来、日々「短文は難しい」と痛感してます。
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2007/03/21(Wed) 16:37  子供に持たせる万年筆
今日、銀座「伊東屋」へ行く用事があった。
1階ロビーやペンのフロアではフレッシャーズ向けに、
万年筆やボールペン、それらのセットを販売していた。

でも、これから文字を書くことが増える子供たち用のペンがない。
小学生や中学生になる子供たちに向けた、
ガリガリ書いても構わないペンのコーナーも作って欲しかった。

ドイツではそういう万年筆がある。
さすが「モンブラン」の国、「ペリカン」の国、である。
が、日本だって優秀なメーカーはたくさんあるのだ。

小・中学生の入学祝いに、
「携帯電話」や「パソコン」や「ゲーム」などを贈る前に、
こんな万年筆も贈ってもらいたいと思った。

「ペリカン」ペリカーノジュニア(税込1575円)

 日本の小学生たちは芯の柔らかい鉛筆を使っているが、
 ドイツの小学生たちが文字を覚える時に使うのはこのペンだ。
 いきなり万年筆を持つとは、なんとも羨ましいじゃないか。
 グリップは「正しい握り方」ができるような成形がされている。
 しっくりくるように握るだけでペンの持ち方を教えてくれるのだ。
 さすがですな、ドイツの工業製品は。
 でも、感心はここまで。今度は良く見て欲しい、大人の審美眼で。
 このポップさはどうだ。大人だって欲しくならないか?
 こんな万年筆を子供の頃から使いはじめるんだから、
 そりゃ最後は「モンブラン」でも「ペリカン」でも似合うよね。




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2007/03/18(Sun) 00:33  雑誌『モノ・マガジン』の特集 その2
雑誌『モノ・マガジン』No.558号(2007年4月2日号)
「今欲しい愛すべきペンたち 男の筆記具この1本」の中で、
『一筆入魂、ここぞの8本』『日常多筆、いつもの8本』として、
16本の「持つべき万年筆」を紹介している。

『日常多筆、いつもの8本』はこの8本。
1 ウォーターマン「カレン」
2 プラチナ萬年筆「#3776ギャザード」
3 ペリカン「トラディショナルM250」
4 ラミー「サファリ/アルスター」
5 クロス「ヴァーヴ ラディアルクローム」
6 セーラー万年筆「プロフェッショナルギア」
7 トンボ鉛筆「ZOOM101」
8 パイロット「キャップレス デシモ」

ウォーターマン「カレン」

強い筆圧をかけてもペン先が開きにくくなっているブランド。ペンを立てて使う人や、重めのペンがしっくりくる人に合う。シルエットはシンプルな流線型で華麗だ。
しっかりとした文字をガツンガツンと書きたい人の名品。




プラチナ萬年筆「#3776ギャザード」

ボディにしっかりとした工夫を凝らした1本。スタンダードとは違ってギャザードのボディ加工がされているのでフィット感がある。プラチナ萬年筆が得意としている「細字」のペン先で細かい文字を書くには必要な加工だ。つまり、細字の名品。




ペリカン「トラディショナルM250」

低価格帯の中でも本格派を求めるならこれです。万年筆ファンが最後に行き着く名品の流れをくんだ1本。インク方式が吸入式というのも、これから本格的に万年筆を使ってみたい人にはいい経験ができる。初めての万年筆にふさわしい名品。




ラミー「サファリ/アルスター」

気軽に使えるドイツ製の1本。カジュアルに使えるポップカラーな「サファリ」のボディーをアルミにしたモデル。低価格ながらペン先を「極細・細字・中字」から選べるのもうれしい。散歩にも連れて行きたい名品。




クロス「ヴァーヴ ラディアルクローム」

ボールペンメーカーとして名高いメーカーの1本。このモデルは「クロス」のテンポラリーラインのもの。「ヴァーヴ」シリーズらしい流線型のシルエットを受けながら、さらに未来感が強まった。筆圧が強めの人向きの名品。




セーラー万年筆「プロフェッショナルギア」

「万年筆自身の重さだけでスラスラ書けるペン」を求めて誕生した1本。ペン先は21金。柔らかでいて鮮やかな書き味が印象的だ。高評価を得ている「プロフィット」モデルのシルエットを生かした作りも好感がもてる名品。




トンボ鉛筆「ZOOM101」

重さわずか14グラムの超軽量モデル。航空機などに使われるカーボンファイバーとジュラルミンの採用で、強い軽量が実現した。デザインは従来の万年筆とは違い、ポップな外観。現代の日常の幅広いシーンで違和感なく使うことができる名品。




パイロット「キャップレス デシモ」

ノック式ボールペンのように、ノックしてペン先を出すモデル。いつでもサッと使いたいという人向け。ガンガン書いてもペン先はへこたれないで、しっかりとした文字が書ける。1963年発売以来、コンパクトに改良を重ねてきた名品。





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2007/03/17(Sat) 19:58  雑誌『モノ・マガジン』の特集 その1
雑誌『モノ・マガジン』No.558号(2007年4月2日号)
「今欲しい愛すべきペンたち 男の筆記具この1本」の中で、
『一筆入魂、ここぞの8本』『日常多筆、いつもの8本』として、
16本の「持つべき万年筆」を紹介している。

『一筆入魂、ここぞの8本』はこの8本。
1 セーラー「プロフィット21梨地 長刀研ぎ」
2 デルタ「ドルチェビータ ミディアム」
3 シェーファー「レガシーヘリテージ」
4 ペリカン「スーベレーンM800」
5 パイロット「カスタム845」
6 中屋万年筆「輪島漆塗」
7 S.T.デュポン「オランピオ」
8 モンブラン「マイスターシュテック149」

セーラー「プロフィット21梨地 長刀研ぎ」

長刀研ぎ(なぎなたとぎ)の名の通り、ペン先のペンポイントが長い。ペンを立てて書けば細字、寝かせれば太字になる。筆圧の弱い人でも使いやすく、「トメ、ハネ、ハライ」などが美しく書ける名品。




デルタ「ドルチェビータ ミディアム」

きわめてラテン系な香りのする1本。南イタリアの伝統的職人が手作業で制作している。鮮やかなオレンジはイタリアの伊達男に降り注ぐ太陽だ。ペン先も大きいので使いやすく、ルックスだけではない名品。




シェーファー「レガシーヘリテージ」

1950年代の太く堂々としたフォルムと現代の技術を融合させた1本。首軸と一体化した菱形のペン先も一目でこれとわかるアイコンだ。ボディも適度に重く、使いやすい。流れるように書くことが出来る名品。




ペリカン「スーベレーンM800」

多くの万年筆ファンたちに「最後に行き着く」と評される1本。太さ、長さ、重さ、そして重心の位置が絶妙だ。ほどよく柔らかいペン先も素晴らしいが、ペン先の種類が豊富なのも使い慣れた人たちに好評。まさに「最後に行き着く」名品。




パイロット「カスタム845」

固く変形しにくいが変色しやすいエボナイトを素材にするために、黒漆を塗って変色を防いだ。世界が認めた、まさに「JAPAN(漆)」な1本。手にした感じはペリカンのM800に近いが少し細身。しなやかな書き味の名品。




中屋万年筆「輪島漆塗」

プラチナ万年筆のベテラン職人たちが立ち上げたメーカー。ボディの削り出しから組み立て、ペン先調整までの一つ一つを職人の手作業で行っている。ロングサイズのボディは書く時にキャップを尻軸にかぶせなくても使いやすい。贅沢な実用品の名品。




S.T.デュポン「オランピオ」

筆記具としての性能はもちろんだが、S.T.デュポンとしてはそれだけの追求では満足しないのだろう。装飾もきっちりとS.T.デュポンである。金・銀・プラチナなど金属のボディはどっしりとして、持つ者の風格を磨き上げる名品。




モンブラン「マイスターシュテック149」

モンブランの名品の中でも、この「149」はペン先も軸も極太で持ち主を選ぶ。マジックのように太く書ける。しかし、これこそがモンブランの最高傑作なのだ。文字とはある程度大きめに書かなければならない。それが実感できる名品。





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2007/03/17(Sat) 00:02  第9回世界の万年筆祭


日本橋三越本店で開催(2007年3月13〜18日)の
「第9回世界の万年筆祭」に行ってきた。22メーカーの参加。
試し書きのコーナーもあり、ペリカン社のメモに各メーカーのペンで
自由に書くことができた。書き味はすべて違う。違いすぎた。
これほど広い宇宙なのか、万年筆。と、うなってしまった。
「セーラー」のコーナーでは、石丸治氏によるインク調合に見惚れた。
調合の技もさることながら、石丸氏が取り組んできた年月を
インクで染まった指先が語っていたのが圧巻だ。シビレた。
その指先は「モノは手で作るものなんだ」と静かに叫んでいた。

雑誌『モノ・マガジン』No.558号(2007年4月2日号)
「今欲しい愛すべきペンたち 男の筆記具この1本」の53ページに
石丸治氏が紹介されています。彼の指先をご覧下さい。名工の指先です。



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