2008/08/15(Fri) 06:30 「悔いはない」

「世界との差はまだまだあるが、
自分たちの戦い方に悔いはない」な〜んてことを、
サッカー五輪代表を率いた反町くんは言ったんだねぇ。
出場権を得るための予選から声を枯らし、
わざわざ中国まで駆けつけた多くのサポーターたちが、
あれだけ落胆し、日本サッカーの将来を憂いているのに。
まちがっても言っちゃいけないよ「悔いはない」なんて。
そんな反町く〜んの世迷言と同じ紙面の隅には
「最後はコミュニケーションもバラバラだった」ともある。
そりゃそうだ、カントク様がそれを判ってないのだから。
自分も深〜く落胆した者の一人ですよ。
仕事が忙しかったので影響が出ちゃいかんと思い、
試合翌日の新聞なども目を通さずに数日分溜めておいたんですけどね、
ちょっと一息つけるようになったので読んじゃいました。
でも大失敗だよ、こんなコメントを見つけちゃうなんて。
アホなんじゃないか、日本の指揮官は…。
「自分の言う通りに動かないから負けるんだ」と言ったトルシエや、
最後まで「選手の独創性を信じきった」と語ったジーコの方がまだいいよ。
反町く〜んも、こんなトンデモ発言しちゃうくらいなら、
それをウィットと意味不明をこねてサラッと言えるオシムくらいにならないと…。
う〜ん、こんな風に傷口に塩をぬるようなチームづくりを
これまでず〜っとやってきたってことなんだろうねぇ。
その元凶らしきものが言葉として立ち現れてきたのがこのコメントだ。
監督の思想も選手の努力もすべてが温室の中のことだったってことか…。
汗もかいて手間暇かけて育ててもらったんだろうけど、そこは温室だよ。
でももう、自分たちはブランドフルーツじゃないってことが判ったんだから、
今日からは道ばたの雑草として再出発してくれないだろうか?
その道を歩けばサポーターの気持ちも判るってなもんだ。
あぁ〜、ワールドカップ予選も心配だなぁ…。

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2008/08/11(Mon) 08:13 なつやすみ 08

夏休みぃだの、オリンピックゥだのといったムードに
まったく関係ない忙殺の日々と格闘中だ。
3日を2日として回している状態なんだから、
集中して少しでも原稿を書いていけばいいのに、
ヒトはそんな風に合理的には出来ていないんだよね。
突然思い立って、信州産の玄そば粉を買い求め、
そば打ってシャワー浴びて酒を飲むことにした。
わずか数時間の夏休みだったけど満喫したよ。
のどの向こうにすべり落ちていく涼…、至福だねぇ。
辛口の酒が合うよねぇ…。夏だ、夏だ!
今回のオリンピックには今まで以上の胡散臭さを感じていたのだけど、
開会式に各国の要人と称する「政治的VIP」が集ったり、
紛争地域で開戦してしまったりする状況を見ると「やっぱりな」という感じだ。
オリンピックに招待される各国の要人というものが、
どうして政治家になってしまうんだろうね?
世界各国のスポーツ界のスーパースターや功労者でいいだろうに…。
ミスターがいて、イチローがいて、朝青龍がいて、貴乃花親方がいて、
武豊がいて、高橋尚子がいて、さらにアントニオ猪木がニヤついている。
そんな日本チームの応援VIP席が見てみたいと思うのになぁ。
世界中のスターたちが集まってくれた方がどれだけ平和か……。
あ、朝青龍関はモンゴルでしたね…、失礼。

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2008/08/04(Mon) 16:54 マンガから教わったこと その2

いわゆる「どんでん返し」のストーリーを書く時に
いつも思い出して参考にするのはマンガだ。
アニメ「ルパン三世」のファーストシリーズ第4話、
「脱獄のチャンスは一度」のエピソードが先生なのです。
脱獄をするためのアイディア、その一瞬のひらめきと
成功させるために積み重ねる時間と執念。
そしてラストに切り出される奥の手…。
原作では「脱獄」というタイトルで描かれていて、やはり見事。
この、わずか3行分のことを知っているからこそ、
「どんでん返し」ものを何本も書くことができたのです。
これは有名なエピソードだから細部まで覚えている方も多いことでしょう。
ルパンは銭形警部に屈辱的な逮捕のされ方で捕まってしまう。
「殺そうと思えば殺せたのに…」という屈辱。
その悔しさが、次の瞬間、一瞬のひらめきに生きてくる。
この時の「一瞬の思い」そのルパンの表情は最高の描写です。
そして、その気になればいつでも脱獄できるはずの監獄に留まり続ける。
同時に、このエピソードは銭形警部の心情の揺れも並列的に描いていきます。
ルパンを逮捕するのが生き甲斐としての日常が、
ルパンの死刑執行日が来ることで永遠に失われてしまう。
この心の揺れもまた絶妙です。
どこかでルパンが脱獄することを望んでいる銭形。
そうすればまた彼の生き甲斐は光を取り戻すはずなのです。
しかし、それは悪を望むことになってしまうので銭形は葛藤する。
人間は善と悪を備えた不完全な生き物であることの悲しさ…。
それが描かれるからこそ、このエピソードは美しいのです。
蛇足ですが、映画「ユージュアル・サスペクツ」を見た時に
「これってルパンのこの話しのパクリじゃんと思ってしまいました」
……多分ちがうんでしょうけどね。

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2008/08/04(Mon) 16:53 マンガから教わったこと その1

8月2日に亡くなった赤塚不二夫さんは、
かつて自分が作り出したキャラクターたちについて、
「誰も見たことがないギャグを描きたかったからだ」と語った。
この言葉は今もボクを支えてくれている。
彼が描いたキャラクターは、どれも理屈抜きの造形に
ズルさや愛らしさ、狂気が宿っているスターたちだ。
彼らの行動がまぶしいほどのギャグとして輝いたのは、
まだそんなに狂気と共存していない時代だったからではないか?
無差別殺人や偽装など多くの狂気と共にある現代では
もう輝かないのでは?と思ってしまうことが恐ろしい。
まずはご冥福をお祈りいたします。
そして、ありがとうございました。
赤塚さんのギャグとキャラクターは、
いま思い返してみても世界で彼しかやっていないことが多かったように思う。
手塚治虫さんが「生と死と人間」を描いてきたとするならば、
その道はインドやギリシャ、中国などの古典文学や思想の延長だ。
同様のコンセプトを思い描いていたのは彼だけではない。
でも赤塚さんのコンセプトは違った。
「世界で唯一のギャグ表現がしたい」という単純明快で果てしない願望だ。
個人的には、これはモノづくりをする上での最上級の目標だと思う。
「世界で唯一のものを作る」
いまこの瞬間もたくさんの人がそれを目指しているだろう。
自分もまだまだ、その思いは捨てられない。
まだまだ。

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2008/07/28(Mon) 20:00 バックレル

何かを書くためには「調べる」という準備が必要です。
今回舞いこんできた仕事では、ありがたいことに
2人のリサーチャーが付いてくれたのですが、
なんと、資料をもらえる日に揃ってバックレたので大変。
急ぎ、バッグにパソコンと原稿用紙をつめこみ、
カメラもガッツリと背負い、一からのリサーチ開始。
…っつーかさぁ、普通はこの時点で仕事降りるよなぁ。
炎天下を1人ロケで動き回りながらそう思ったよ。
それにしても、大人が2人もバックレるってなんだ!?
ありえるのか、そんなことが…って、あったんだけどね。
〆切直前のバックレ逃亡というのは、
物書きにとってはテロと同じくらいのインパクトなのでございます。
バックレちゃったとしても〆切日は変わらないし…。
まぁ、正当な理由があるので断れるんだけど、
そこはそれ、昔からお世話になってきた方からのお仕事ですから、
玉砕覚悟で挑むわけですよ。
自分にとって、今週は甲子園だな、多分終わったら泣くぞ。
原稿用紙のクズを涙ながらに拾い集めながら靴袋にイ〜ンですよ。
あ、ダメだ、これは負けたチームの選手たちの姿だった。
勝たねば…。

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