万年筆で書く
日々見て、ふれて、感じたことを、ウソのつけない筆記具で。since 2007.Feb.
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2013/07/07(Sun) 12:57  煮込みとポテサラ
煮込みとポテサラ
ふらりと店に入ってきて、好きな席にサッと座り、
「ホッピーと牛すじ、あとポテサラ」
悩むことなくこう注文するお客様はちょいと緊張する。
お客様の中でひとつの物語が始まっているからです。
その店の看板メニューと、単純だけど店によってはっきりと個性の差が出る品。
その店の立ち位置を感じるにはこの注文はベストではないか、
そう思うからです。
そして納得してもらえれば三品目の注文が来る。
その後の注文は好みによって皆さんバラバラです。
ここでボクは少しホッとするんだけど、まだ気は抜けない。
お客様はすでに物語の第二幕に立っているのです。

自分も初めての店ではこう注文することが多いです。
看板メニューと個性の違いが出る品。
そして「本日のおすすめ」があればその中からも一品。
それらを肴に2〜3杯飲めば、およそ小一時間だ。
店員の仕事ぶりや常連客の様子もしっかりと感じ取ることができる。

この「観察」は初訪問の時じゃないと出来ない楽しみでもあります。
2度目以降の訪問だと、
すでに第一印象を持っているので自分の感覚が邪魔をする。
だから、飛び込み初訪問の時がいい。
そうやって酒場を楽しんでいたので、
お客様をお迎えする側になった今は少しドキドキしちゃうのです。


新宿三丁目 煮込み酒場『カミナリヤ』
http://www.yama.ne.jp/kaname/shoukai/201303/kaminariya/

「土曜日は昼酒」というスタイルも始めました。
月に1度、または2ヶ月に1度くらいは店をお休みしますが、
土曜日は昼12時開店です。
夏ですから、ビールでもやりにお立ち寄り下さい。
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2013/07/02(Tue) 08:42  遠い日の酒場
遠い日の酒場
20歳すぎ、プランナーとして入社したオレを、
ある日の夕方、先輩のカメラマンが酒場に誘ってくれた。
会社から細い路地をいくつか曲がった赤提灯。
並んで座った先輩は「いつものを、今日は2つ」と注文した。
運ばれてきたのはテリテリした醤油色の肉塊、豚の角煮だ。
箸でスーッと切って口に運ぶと脂がサラサラととける……。
「こんな旨いの初めてです」と言うオレに先輩は
「○○君、酒を飲むならこういう店で飲みなさいよ」と。
正直な仕事をしていないとこの味は判らないよ、という助言でしょう。
あれから時が経ち、自分で酒場を始めて半年が過ぎた。
あの日の自分を迎えるにはまだまだなんだけどねぇ……。

きちんと作るには手間のかかる肴を目の前にして
モノづくりの心構えを教えてくれた先輩には感謝です。
あと「○○君はカメラに興味ないの?」と聞かれた時、
「ありません」と即答してしまってすみません。
いま、大好きです(笑)。

さて、そんなこんなで昨秋開店した店「カミナリヤ」も
開業して8ヶ月になろうとしています。
たいした宣伝をしないのでなかなか広まらなかったり、
特に月曜日や雨の日はお客様がいらっしゃらず途方にくれたり、
仕入れや仕込みの量をどうすればいいか悩みまくっていたり、と。
ありとあらゆる「たり」ばっかりの日々で悪戦苦闘していますが、
それでも、まぁ、なんとかやっています。

「土曜日は昼酒」というスタイルも始めました。
月に1度、または2ヶ月に1度くらいは店をお休みしますが、
土曜日は昼12時開店です。
夏ですから、ビールでもやりにお立ち寄り下さい。

新宿三丁目 煮込み酒場『カミナリヤ』
http://www.yama.ne.jp/kaname/shoukai/201303/kaminariya/
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2013/03/28(Thu) 09:04  亡き友を思う
亡き友を思う
何があったのか全く判らない。
それが何とも歯がゆくて仕方がない。
小学校・中学校時代の友人のことだ。
彼の家に放課後毎日遊びに行った。
ロックと酒と煙草、そんなものに手を出した頃だ。
高校以降もたまに寄っては一緒にピースを吸い、
青くさい話しをしたりしなかったりして過ごした。
その彼が投身自殺をしたという。
地元の近くに暮らしていながら全く知らなかった。
いったい何をやっていたんだ、オレは。
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2013/03/28(Thu) 09:03  亡き父を思う
亡き父を思う
二月、父が他界した。
昨年より「年は越せないでしょう」と言われての入院。
いくつかの山を越え、徐々に衰弱していく姿を見て、送った。
その日の数日前、父はボクらを呼んで
「延命はいらない。家にももう帰らない。
 あとはもう何もいらないよ」と言った。
未練や執着のない立派な最期でした。
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2013/01/20(Sun) 18:26  考えない日々
考えない日々
そうタイトル書きしておいてアレだが、
ヒトは何も考えない日々なんてありえないだろう。
もちろん、オレだって色々と考えているのだ。
今日、明日のお客様のこと、食材の仕入れのこと……。
もう毎日毎日本当にそのことばかりで、
この件については考えすぎて煮詰まっているくらいだ。
では何を考えないのか?
それは物語を作り出すすべてに関してだ。
20数年続けてきたその脳内作業を停止中。
それでももし立ち上がってくるものがあれば、
その物語はきっと太い。

2012年は酒場開業準備と開業に追われ、
というかそれを口実に物語作りからは遠ざかりました。
脚本や戯曲、放送台本など、
これまで本職だったアレコレからこれほど離れたことはなかったけど、
バタバタしていたおかげでそれほど不安ではなかった。
実際、気持ちに余裕があるわけじゃないので、
いま書こうと思っても書けるとは思いませんが、
いつかまた書かずにはいられなくなるのかな?
そのへんは気持ちの自然な流れに任せようと思っています。
その日が来たら、それはそれで楽しみだな。
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